熱意の人 高津亮平さん 安らかに
今晩、MLの仲間からお知らせがあった。
ネパールで教育宣教師として活動をされていた山形の高津亮平さんが天国へ旅立たれました。まだ52歳でした・・。
ご家族や親しい方々の上に、神さまの癒しと大いなる慰めを心からお祈りしたいです。
以下は天童教会の牧師様からのファックスの転載です。
主にある皆様へ
主の年2005年10月31日(月)
宗教改革記念日
天童教会 牧師 原 裕
キリストの慰めと癒し
お祈りいただきました高津亮平宣教師(52歳)は
10月31日(月)午後0時17分、膵臓癌により、
山形大学付属病院にて逝去されました。
主の慰めを祈りつつ、ここにご報告致します。
前夜式 11月2日(水) 東根のご自宅にて 16時
999-3751 山形県東根市若木通り4-51
出棺・火葬式 11月3日(木)10時
葬儀式 11月8日(火)天童教会にて 14時
994-0046 山形県天童市田鶴町1-7-19
Tel&Fax 023−653−3749
2002年3月12日 カトマンズの高津さんの住まいにて。
火曜日の礼拝会に招かれた時のもの。左下が高津さん。
穏やかな口調の熱意の人という印象があった。
残念だ。
天国での安息をお祈りします。
変わること、変わらないもの 高津亮平
『イエス・キリストは、きのうも今日も、
また永遠に変わることのない方です。』
(ヘブライ人への手紙十三章八節)
もう今から七、八年前のことになりますが、ある街の教会の牧師研修会に招かれて話したことがありました。日本でキリスト教がふるわないのは、どうしてか? というテーマで話したんですけど、その時に取り上げた聖句がこれでした。
同じことを学校教育に当てはめることができると思います。教会にしても、教育にしても、そして私がずっと関わってきている援助、特にネパールのことを思いますが、私たちが関わるその関わり方が、あんまり変わっていないのではないか、というのがこの文章の言いたいことです。
つい最近も小さな子どもが殺されるという事件がありました。そこで「お受験」という言葉を聞いてびっくりしましたが、世の中の流れに流されてしまう、別な言い方で言えば世の中の「常識」に縛られてしまって身動きできなくなっている人のまだまだ多いことの現れだなぁ、と感じます。
子どもたちが生きている世の中は(そこに私たちも生きているわけですけれど)どんどん変化しています。それがいいとか悪いとかという価値判断は別にして。その変化のスピードは昔と比べたらはるかに早いものです。にもかかわらず世の中の「制度」は、学校にせよ、教会にせよ、対応することができていません。むしろ現実と制度とのギャップがますます広がっています。そこに悲しい出来事が起きる原因もあります。私たち自身も変わることができないでいる。
人間って本当に変われないですね。変わることが「恐ろしい」と思っているようです。でも、私は思うのですけれど、イエス・キリストは変わることがないけれど、人間は変わる。否、人間はイエス・キリストが変わらないからこそ人間は変わることができる。むしろどんどん変わっていいのではないでしょうか。
さて、変わるという時にどう変わればいいのでしょうか? それは自由であると思います。本当に何者からも自由になること。既成の(すでにある)ものに縛られない、それから自由である、という以上に自分の生き方・くらし方、あるいは何かを造り出していく自由です。
私が小国フォルケに期待していることがその「自由」です。別な言葉でいえば「独立」といってよいかもしれませんね。変わりたくても変われない「私」、自由になりたくてもなれない「ぼく」、やりたいことはあるんだけどできないでいる「おいら」。そのわたしぼくおいらたちと。ともに歩む場ができるといいな、と願っています。
それは、私たちがネパールでネパールの人たちに教えられたことであり、また共に実現しようとしていることでもあるんです。そして、ここが信仰の逆説的なところですけれど、イエス・キリストが変わらないから、私たちは変わることができるし、イエスに従属するから、私たちはほんとに自由になれる。そこに信仰の働きを感じます。
小国フォルケの人たちとネパールの人たちをつなげることを夢見ながら。
高津亮平さんのプロフィール
1953年TV放送開始とともに新潟県新井市に生まれる。
大学卒業後ネパール行きの準備を兼ねて、独立学園で鈴木弼美先生の指導を受ける。1981年より10年近くネパールの合同ミッションで教育宣教師として活動。第二の故郷となったネパールに家族と共に戻るべく準備中。2000年2月に出発の予定。
小国フォルケの遠隔地スタッフを自認
ネパールの活動についてのホームページを見てね。
ネパールで教育宣教師として活動をされていた山形の高津亮平さんが天国へ旅立たれました。まだ52歳でした・・。
ご家族や親しい方々の上に、神さまの癒しと大いなる慰めを心からお祈りしたいです。
以下は天童教会の牧師様からのファックスの転載です。
主にある皆様へ
主の年2005年10月31日(月)
宗教改革記念日
天童教会 牧師 原 裕
キリストの慰めと癒し
お祈りいただきました高津亮平宣教師(52歳)は
10月31日(月)午後0時17分、膵臓癌により、
山形大学付属病院にて逝去されました。
主の慰めを祈りつつ、ここにご報告致します。
前夜式 11月2日(水) 東根のご自宅にて 16時
999-3751 山形県東根市若木通り4-51
出棺・火葬式 11月3日(木)10時
葬儀式 11月8日(火)天童教会にて 14時
994-0046 山形県天童市田鶴町1-7-19
Tel&Fax 023−653−3749
2002年3月12日 カトマンズの高津さんの住まいにて。
火曜日の礼拝会に招かれた時のもの。左下が高津さん。
穏やかな口調の熱意の人という印象があった。
残念だ。
天国での安息をお祈りします。
変わること、変わらないもの 高津亮平
『イエス・キリストは、きのうも今日も、
また永遠に変わることのない方です。』
(ヘブライ人への手紙十三章八節)
もう今から七、八年前のことになりますが、ある街の教会の牧師研修会に招かれて話したことがありました。日本でキリスト教がふるわないのは、どうしてか? というテーマで話したんですけど、その時に取り上げた聖句がこれでした。
同じことを学校教育に当てはめることができると思います。教会にしても、教育にしても、そして私がずっと関わってきている援助、特にネパールのことを思いますが、私たちが関わるその関わり方が、あんまり変わっていないのではないか、というのがこの文章の言いたいことです。
つい最近も小さな子どもが殺されるという事件がありました。そこで「お受験」という言葉を聞いてびっくりしましたが、世の中の流れに流されてしまう、別な言い方で言えば世の中の「常識」に縛られてしまって身動きできなくなっている人のまだまだ多いことの現れだなぁ、と感じます。
子どもたちが生きている世の中は(そこに私たちも生きているわけですけれど)どんどん変化しています。それがいいとか悪いとかという価値判断は別にして。その変化のスピードは昔と比べたらはるかに早いものです。にもかかわらず世の中の「制度」は、学校にせよ、教会にせよ、対応することができていません。むしろ現実と制度とのギャップがますます広がっています。そこに悲しい出来事が起きる原因もあります。私たち自身も変わることができないでいる。
人間って本当に変われないですね。変わることが「恐ろしい」と思っているようです。でも、私は思うのですけれど、イエス・キリストは変わることがないけれど、人間は変わる。否、人間はイエス・キリストが変わらないからこそ人間は変わることができる。むしろどんどん変わっていいのではないでしょうか。
さて、変わるという時にどう変わればいいのでしょうか? それは自由であると思います。本当に何者からも自由になること。既成の(すでにある)ものに縛られない、それから自由である、という以上に自分の生き方・くらし方、あるいは何かを造り出していく自由です。
私が小国フォルケに期待していることがその「自由」です。別な言葉でいえば「独立」といってよいかもしれませんね。変わりたくても変われない「私」、自由になりたくてもなれない「ぼく」、やりたいことはあるんだけどできないでいる「おいら」。そのわたしぼくおいらたちと。ともに歩む場ができるといいな、と願っています。
それは、私たちがネパールでネパールの人たちに教えられたことであり、また共に実現しようとしていることでもあるんです。そして、ここが信仰の逆説的なところですけれど、イエス・キリストが変わらないから、私たちは変わることができるし、イエスに従属するから、私たちはほんとに自由になれる。そこに信仰の働きを感じます。
小国フォルケの人たちとネパールの人たちをつなげることを夢見ながら。
高津亮平さんのプロフィール
1953年TV放送開始とともに新潟県新井市に生まれる。
大学卒業後ネパール行きの準備を兼ねて、独立学園で鈴木弼美先生の指導を受ける。1981年より10年近くネパールの合同ミッションで教育宣教師として活動。第二の故郷となったネパールに家族と共に戻るべく準備中。2000年2月に出発の予定。
小国フォルケの遠隔地スタッフを自認
ネパールの活動についてのホームページを見てね。
by tsk1225
| 2005-11-01 21:22
| DIGITAL ASKA
仙台に移住して3年目。 日々の日記と写真たち。
by tsk1225
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