聖ステファノ殉教者

d0004296_23324659.jpgクリスマスの翌日という覚えやすいこの日は、聖ステファノの祝日です。わたしの霊名でもあります。今、このブログにある右のロゴイメージは、石打の刑にあう聖ステファノのステンドグラス。

英語のスティーブ(ン)、フランス語のエチェンヌ、スペイン語のエステバン、イタリア語のステファノ、ドイツ語のシュテファン、など同じ名前です。ラテン語ではステファヌス、元のギリシャ語ではやはりステファノスで、「冠(をかぶった者)」という意味。カトリック教会では、最初の殉教者としてたたえられています。

時代は、紀元1世紀初頭、キリストの復活と昇天の数年後、12人の弟子たちは宣教活動を行い、弟子の数が増えてきて生活上のこと、日々の食事の分配のことで弟子たちの間に問題が起こりました。12弟子は食事の世話をする7人の奉仕者(助祭のはじまり)を選びました。信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオです。

なかでもステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていました。ところが、一部の人々がステファノに議論を挑みました。いつの時代もねたみはあるのですね。しかし、彼が知恵と”霊”とによって語るので、歯が立たず、彼らは人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒涜する言葉を吐くのを聞いた」と言わせたのです。

ステファノは最高法院に引いて行かれ、偽証人が次のように訴えました。「この男は、この聖なる場所と律法をけなして、一向にやめようとしません。わたしたちは、彼がこう言っているのを聞いています。『あのナザレの人イエスは、この場所を破壊し、モーセが我々に伝えた慣習を変えるだろう。』」と。

最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のようでした。大祭司(裁判官ですね)に弁明の機会を与えられたステファノは、アブラハムから始めて、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、ヨシュア、ダビデ、ソロモンらを導き、救いの預言を成就した神の証しを立てましたが、人々はこの説教を聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりをしました。ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言いました。

人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言い、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫ぶと、ステファノはこうして眠りにつきました。

こうしたわけで、初代教会において最初の殉教者が生まれました。
最後の言葉はもちろんイエスの十字架上の言葉に重ね合わせたものであり、初代教会がステファノの殉教をいかに大事なことと捉えていたかが伺えます。

その後ステファノの殉教は、サウロの改心という大きな実と結び、やがて地中海諸国への度重なる宣教の要となる偉大な弟子パウロを生み出すことになります。キリスト教を迫害する任務に就いていたサウロは、ダマスコへの途上で天から光に照らされ、イエスの声を聞きます。
するとサウロは目が見えなくなっており、三日間の間見えず、飲まず食わずですごしました。そして幻の中で見た通り、アナニアという弟子によって目が開け元通りになります。そのとき、サウロの目から鱗のようなものが落ちたのです。迫害者サウロは改心し、宣教者パウロとして生まれ変わりました。「目から鱗」というのは、サウロの改心から来ているんですね。

パウロの宣教によって、教会は地中海沿岸にひろがり、ローマの属州であったエルサレムの一部から始まったキリスト教は紀元313年ローマ国教と認められるまでになります。その後はヨーロッパから世界へ広がりました。うまくまとめられませんでしたが、今日はそんなキリスト教の歴史のはじめに殉教したステファノの祝日でした。

あ、そうそうアッシジでは、聖ステファノ教会という小さな教会にも行ったのですが、
なんだか昔からよ〜くそこにいたような、属していたような気がするほど、
リンクする不思議な感じがして、大好きな教会でした。ふらんさんはきっとわかるよね。
古いフレスコ画の一部が残っている質素な古びれた教会でした。
大聖堂からも近くて、よく通いました。SUBASIOに泊まってたから。
ふらんちぇすかさんのサイト(とっても美しいんだよ!)に、聖ステファノ教会が紹介されていました。さっすが、やるぅ〜。あ、えーっと。下のURLをクリック、Assisi01のページ、10枚目の写真です。もう、もう、素敵すぎ! 繰り返しちゃいます。素敵すぎ!
http://www.ne.jp/asahi/galleria/fran/sfrancesco/sfran.html
ふらんさんのブログにも聖ステファノ教会の記事ありました。
[PR]
by tsk1225 | 2005-12-26 23:28 | DIGITAL ASKA


  仙台に移住して3年目。    日々の日記と写真たち。


by tsk1225

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

全体
おこしやす
北野天満宮
上賀茂神社/社家の道
下鴨神社/糺の森
賀茂川
御室仁和寺
祇園白川
平安神宮
神泉苑
祇園祭
曼殊院
鷺森神社
赤山禅院
梨木神社
伏見稲荷
大徳寺
龍安寺
寂光院・三千院
銀閣寺
ふらり 江ノ島
ふらり 鎌倉
ふらり 仙台
仙台・松島
サン・ジェルマン・デ・プレ
DIGITAL ASKA
スピリチュアル
Musica Camino
未来
マグダラのマリア
さそり座の空模様。
登山クラブ

以前の記事

2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 11月
more...

最新のトラックバック

よめごや
from 京都写真紀行
世界の平和を祈る
from 素人1500mクラブ
マグダラのマリア
from marie-madelein..
iccoicco まーと..
from Notre Jardin
神野さんに贈った帽子
from iccoiccoの往復書簡

フォロー中のブログ

Be Makkou - ...
Decoracion's...
Notre Jardin
紫山のごはん会
murmures de ...
marie-madele...
以茶会友
serendipity ...
Le ciel gara...
La Famille M...
une goutte d...
Sister Wind ...
La Vraie Vie

リンク

検索

ライフログ


人生は、奇跡の詩


新・祈りのみち―至高の対話のために


Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 12月号 [雑誌]


レント デラックス・コレクターズ・エディション


Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号 [雑誌]


歓びを歌にのせて (限定版) (特典CD封入)


女神の魔法 ~女神と天使のガイダンス~


エンジェル・ビジョン―きっと天使が助けてくれる


フランス歳時記―生活風景12か月


マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女


バッハな一日


バッハ:ゴールドベルク変奏曲


アシジの丘―聖フランチェスコの愛と光


エンジェル・ヒーリング いつでもあなたは天使に守られている


キリスト・コミッション―いつでも奇跡はそこにある


AVE―天使・聖母マリア・イエス


ミッシャ・マイスキー「わが真実」―魂のチェリスト


バグダッド・カフェ 完全版


バッハ : 無伴奏チェロ組曲


時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!<デラックス版>


ベルリン・天使の詩


エンジェル・メディスン・ヒーリング―アトランティスの天使が伝える古代の叡智


静けさを愛することば


トマス・マートンの詩と霊性


この森で、天使はバスを降りた


オールウェイズ


愛することは許されること―聖書からの贈りもの


沈黙の世界


ことばへの旅


祈りのみち―至高の対話のために


オペラ座の怪人 コレクターズ・エディション (初回限定生産)


Temptation


ディア・ハンター


目に見えないけれど大切なもの―あなたの心に安らぎと強さを


石を積む人


四季を旅する京都 (2005春夏号)


四季を旅する京都 (2004-05秋冬号)

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧