カテゴリ:大徳寺( 4 )

夏の楽しみ (大徳寺 瑞宝院)

d0004296_175936.jpg大徳寺瑞宝院を紹介しようと思ってたのだが、気がつくと暑い夏をどう過ごしやすくするか調べていた私(苦笑) なるほど・・・

「私の四季の楽しみ方」 水野正夫

 私の楽しみの中のひとつに、こんなことがある。折々の季節の中で、その季節をはっきり確認してみるのである。
 たとえば夏の暑い日、とってもやりきれない日を選んで、それを決行する。いつもなら冷房で寒いくらいにしておく十二畳の日本間、その窓、縁側の戸をすべて開け放つ。
 日中では家族、もしくは客にも迷惑をかけるので、夕方から夜にかけてこれを行う。電燈も消し、灯は蝋燭一本、それも和蝋燭の立派なのを取り出して、古式の燈台に立てる。そしてその灯の中に座るのみ。じっと座っていても暑い日は、全身から汗が吹き出してくる。
 その代り、そよとでも風、いや空気が動くと、それはほんの僅かであっても、ぴりっと肌に感じる。心頭滅却すれば火もまた涼し、を身を以て体験する心地がする。どうしても我慢出来ないとき、つまり熱帯夜と称する日、次の手だてとしては団扇を使う。
 これがまたなんとも涼しく、心地よく、自然の風の次に好きな風である。そのために大小さまざまな日本中といいたいが、実際には世界中の団扇が用意してある。しかしこういうものは北国には存在しないから、フィリピン、中国、スリランカ、インド、タヒチ等々で買い求めたもの。この間も岐阜から大型の、鵜飼の墨絵、灯の所には金粉をまいた紅漆仕上げのを取り寄せた。大振りなので風も大量に巻き起り、しごく気に入っている。こういう、好みの団扇をベッドのあたり、食堂、仕事場、車の中、時によっては旅にも持って出歩く。
 暑い日、応接間のテーブルの上に、大きな透明のガラス鉢を置き、一杯に水を張る事がある。黒い大きなテーブル、一メートル×二メートルの上に、五十センチ直径の水は気持よい。ちょっとでも埃が浮くと暑苦しいので、日に二、三度は取り替える。
 そういう日の客には、冷たく冷やした菓子を団扇の型に焼いた皿、これはいつも七月、八月の間じゅう使う。渋く、土色に焼き上げた皿も冷やして、青いもみじを敷いてすすめる。
 おしぼりも、風呂用のタオルをたっぷりと熱い湯で絞って、拭いてもらう。日本間の客には、大瀧の掛物、それも飛沫を上げて落下するまったくの水だけの絵を掛ける。よく出来た事に、軸先が水晶で出来ているので、真に涼し気、瀧壷に向った心境である。
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by tsk1225 | 2006-07-17 18:00 | 大徳寺

整いの参道 手がかり

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 いつかおともだちのブルさんの写真を見て、行きたいと思った大徳寺。その写真の場所。慈照寺(通称銀閣寺)の参道然り、茶室への飛び石然り。この高桐院の参道もまた訪問者の心を整える。
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高桐院は江戸時代初期の武将で茶人としても有名な細川忠興(ただおき)別名 三斎(さんさい)が、父・幽斎(ゆうさい)の弟・玉甫紹琮(ぎょくほしょうそう)を開祖として建立した塔頭で、細川氏の菩提寺。
 三斎は茶人としては利休七哲の一人といわれる名手で、当院の書院は利休の邸宅を移築したものといわれる。書院に続く茶室 松向軒(しょうこうけん)は三斎好みの二帖台目で、三帖の水屋がつき、壁や天井にも趣向が凝らされていて有名である。
 白い矢印が見えるでしょうか。その小さな木製の戸口を躙口(にじりぐち)と言います。人一人がやっと通れる大きさ。武士は刀を腰から外して入ることになります。そこでは茶を通して、人と人とが余計な肩書きや身分を表すものを取り去って正面から相対することになります。茶室の準備が整い、客人をお通し出来るようになると、このにじり口を指一本程度だけ開けておくそうです。それはすべての準備が整ったのでどうぞお入り下さいというしるし。これを「手がかり」というのです。手がかかる状態、手をかけられる状態を差すことばだったのです。逆に躙り度がぴったり仕舞っていると「準備ができていませんので、まだお入りにならないで下さい」ということを客人に知らせる主人の計らいとなる。裏千家家元が案内する茶道のテレビを見ていてひとり感心させられるのでした。
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by tsk1225 | 2006-07-15 02:46 | 大徳寺

大徳寺 高桐院 庭園

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 今年の春、4月末に大徳寺に出掛けました。大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山で、境内に22もの塔頭があり、かなり歩きます。すべてが公開されているわけではありませんが、黄梅院、高桐院を拝観しました。
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 前の記事も高桐院の写真です。庭と次の記事でご紹介する青竹の参道が美しいのです。この庭は紅葉するのが遅く、12月に入ってやっと色が変わるので、市内の他の紅葉が終わる頃に出かけると良いです。さらに落ちた紅葉が庭に敷き詰められた敷紅葉も有名です。ガラシャ夫人のお墓参りもしました。朱毛氈がえらくVividだけど、びしっとハマってますよね。

大徳寺の詳しいこと・・・
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by tsk1225 | 2006-07-12 18:21 | 大徳寺

大徳寺 高桐院

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by tsk1225 | 2006-07-10 16:18 | 大徳寺


  仙台に移住して3年目。    日々の日記と写真たち。


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