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Passion of the Christ

昔覚えたギリシャ語の主の祈りが壊れたレコードの様に昨日の夜から頭の中で繰り返されていて、帰宅するなりどうしても観たくなってしまった。観るのは2.5回目。5月にFairy Treeさんでスタッフの方からお借りすることになり、一週間ほどしてからやっと観た。涙が止まりませんでした。その後しばらくしてまた観ようとしましたが、拷問シーンで断念。だから2.5回目。

全編通して印象的なのが、イエスの眼差しでした。
常に真実を見通し、悲哀に満ち、ゆるしのうちに人々を見つめるイエス。
ユダを、ペトロを、マリアを、マグダラを見つめるイエス。
素晴らしい演技だった。
というか、絶対にジム・カヴィーゼルにイエスが降りているに違いない。
ゲッセマニの園で祈るシーンに始まり、復活までを描く物語。
ローマ総督ピラトの裁判から十字架を背負ってゴルゴタの丘を目指すシーンまでの各所に配置されたキーからイエスの回想シーンへと飛ぶ構成も見事だった。
マグダラとの出会いや、ペトロの裏切りの予告、最後の晩餐、母マリアとの平和な生活。
それらのシーンに切り替わった途端に涙が溢れてきてしまう。イエスの思いやその登場人物達の心理までもが全部一つになって私の脳細胞の中で瞬時に展開されてしまう。その広がりがたった一瞬のイエスの視線に凝縮されている。

ゴルゴタの丘を目指すイエスは力つきて何度も倒れてしまう。
マリアはとうとう耐えかねて、イエスの元に走り寄り、言う。
「私がここにいるから」
イエスはこの時母親の顔に触れて何を思ったのだろうか。
イエスは3年前からすでにメシアとして目覚め、弟子達とともに神の道を公に説いていた。
イエスのメシア意識の自覚はその最後の日、傷だらけの体で十字架を背負わされ、
励ます母親を前にしても、もはや崩れることはなかった。
「すべては新しくなる」
そう言って人類のあがないのためにイエスは十字架を再び担いで歩き出す。
人類最初の写真とされるヴェロニカの布に写されたイエスの顔。
歩き始めるイエスが見つめ続けるヴェロニカへの眼差し。
イエスとともに十字架に処された政治犯の一人がイエスの隣で罪を告白し、許しを願う。
「主よ、あなたがみ国に入られる時には、どうか私を思い出して下さい」 
するとイエスが答えて言いました。「今日、あなたは私とともに神の楽園にいるだろう」。
このシーンでは、イエスが囚人に向かって口を開こうとする瞬間に
すでに激しく気持ちと涙が溢れてきてしまいます。
この世が始まる前から、
すべての魂はこの言葉を聞くために存在していると言ってもいいのです。
わたしにはそれほど美しく完全なことばです。マグダラもこの言葉を聞きました。
律法学者たちがマグダラを現行犯逮捕し、イエスの前に連れてきて、イエスがどう答えるか試そうとします。罪にとがめないとイエスが答えれば、姦淫すること勿れというモーセの十戒に抵触しますし、罪の許しは神の権限であるというユダヤの律法に触れる(罪を犯す)ことになり、イエスを訴えることが出来ます。
逆にイエスがマグダラを罪にとがめれば、神だけが裁くことの出来る律法を神ではない(と律法学者たちが考えている)イエスが行使したことになり、イエスは自らを神と同じと称したという口実にして、イエスを陥れることになります。
イエスはそのどちらでもない選択をします。
「あなたがたのうち、罪を犯したことのない者が、この女に石を投げて罰せよ」
するとイエスはしゃがみ込んで地面に手で文字を書き始めました。
そのうちに、律法学者達は一人また一人と立ち去り、やがて誰もいなくなりました。律法を研究し尽くし、大切にしていても、罪を犯したことのない人間などいるはずがないのです。
そこで、マグダラもイエスの美しく完全な言葉を聞きます。
「あの人達はどこへ行った? 誰もとがめる者はいなかったのか?」
「主よ、誰も」
「マグダラ、私もあなたを罪にとがめない。行って(神の命を)生きなさい。あなたの罪は許された。」 
カッコ内は原典から汲み取れる、日本語には現れていない意味です。

残酷なシーンには賛否両論あるでしょう。わたしは事実に近いシーンだと思います。
あそこまで何分も必要ななかったと思いますが、メル・ギブソンはそこまで忠実に作りたかったんでしょうね。いい、悪いの問題ではなくて彼のこだわりだったのかもしれません。一番目を向けて欲しいと願ったのは、やっぱりイエスがもたらそうとした福音と人類の原罪のあがないのためにイエスが十字架を抱きしめ、死者の復活の初穂となることを最後まで選択し続けたということでしょう。実際にある役者が言います。「なんでそんなに十字架を抱きしめるんだ?」 だってこの十字架を経なければ復活があり得ないんですから。

逆に私にとって不足だなあと思ったのは、『復活後』が描かれていないこと。
せっかくそこまでしたんやったら、弟子達に現れたところや、エマオの出来事、
サウロの改心や、昇天、聖霊降臨まで演ってほしかった。
「ジーザス・クライスト・スーパー・スター」もおんなじ。
なんで? なんでなん? なんで十字架の死でエンディングなん?
欧米人にはそれで当然なん? 文学的表現、芸術的表現としては
わからなくもない手法でしょうけど、私は心情的に不足感ありありでした。
他の人はどうなんでしょう?
そんな映画作っても売れないことは間違いないでしょうけれど。
信仰という問題の難しさでもあるのかもしれません。
取り留めなく長くなりましたが、今回も涙なみだの『パッション』でした。
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by tsk1225 | 2006-07-30 23:23 | DIGITAL ASKA

2006/7/31-2006/8/6 さそり座の空模様。

今起こっていることがあなたにとってどんな意味があるのか
多分、12年経たなければほんとのところはわからないかもしれません。
でも、そのくらい重要な事が起こっていることは確かです。
リアルタイムではどんなふうに感じられようとも
今起こっていることは絶対に必要で
あなたの可能性のためにだけ
起こっているのです。

起こっていることの意味が大きければ大きいほど
そのとき、リアルタイムでは
その意味がわかりにくいのです。
巨大な建物の建築現場を着工直後に見に行っても、
その建物の全容はわかりません。
わからないどころか
単なる瓦礫の山に見えることもあります。
もうなにかが終わってしまった風景のように感じられることすら、あります。

でもよく見てみれば確かにわかるはずです。
そこに雑然と積まれているのは、古くなって腐った木材ではなく
新品ピカピカの資材です。
だだっ広い空き地には
うっすらと線が引かれています。
そこにどんなに大きな建物が建つのか
今はまだわからないかもしれません。
でも、あなたの心の中にはちゃんとその設計図が内蔵されています。
そして
「次」
の手順は
今あなたの頭の中にある、そのとおりです。

元サイト:筋トレ
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by tsk1225 | 2006-07-29 21:42 | さそり座の空模様。

ふーーーっと深呼吸をして。

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 仙台にあるヒーリングサロン “Fairy Tree” さんが4月に開店され、すでに多くの方がお店を訪れ、マッサージしてもらったり、オーラソーマカラーセラピーを受けたりして癒しと素敵なメッセージを受け取っていることと思います。開店を記念してお作りしたCD “Fairy Tree” は Musica Camino の第4作となるCDです。以前にもご紹介したのをご記憶の方もいらっしゃることでありましょう(う、またファントム口調だ・・・)。このCD、聴いてみたい!という方は、是非三カ所のお店で尋ねてみて下さい。運が良ければノートルシャンブルさんやフレデリックパントリーさんでも聴くことが出来るのではないかなぁと思います。

 先日、このCDを聴いて下さったある方からとても素敵な感想を頂きましたので、許可を頂きご紹介させて頂きたいと思います。



神野さん、こんにちは。
ありがとうございます!CDが届きました〜。
早速、聴いています。

ふーーーっと深呼吸をして、
森の中をゆったりと歩きながら聴いている感じがしました。
途中少しだけ影が織りなす深い森があったり、
木漏れ日の差し込むところがあったり、
色んなことを感じ取りながら歩いているうちに癒されていく…そんな感じです。
そしてふっと浮かんだのは、
先日神野さんが送ってくださった木漏れ日の写真です。
とても素敵でした。

実は今日、先日の休日出勤の代休をいただいたんです。
神野さんのおかげで思いがけず癒しの休日になりました。
素敵なCDを本当にありがとうございました。



 こんなに感じて下さったこと、嬉しく思います。森の中を歩いているイメージを受け取って下さったのですが、不思議なことに、私がFairy Treeさんで曲を聴きながらマッサージを受けている時に受けたイメージとよく似ているんです。ベッドに横たわって目を閉じていたのですが、きれいな光の溢れる森の中を歩いているようなイメージだったのです。不思議ですね。これからも心の深いところに触れて素敵な思いを運んできてくれる音楽を、折に触れて紹介していきたいと思います。
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by tsk1225 | 2006-07-28 23:07 | DIGITAL ASKA

発見、クラシック音楽。

Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号
/ エスクァイア マガジン ジャパン

晴れた、晴れた。
待ってたよ、ソレイユ。何日ぶり?
布団を干して、出かけた。
電車の中吊りを見て「買うてしまうやろな〜」
案の定帰りの電車の中では買ったばかりのエスクァイアをぱらぱらめくってた。
いっそのことエスカイヤにしたらどうなん?と思うところだが。
ムフフ、付属の古楽器演奏のCDに至極ご満悦のわたくしです。

今日は久しぶりに二子玉川の伊東屋へ。
CDジャケット用フォトプリント紙や歌詞カード用の白い紙、
厚手のトレーシングペーパー、3種類の和紙風の紙などを購入。
夏向けにクリエイティブな作業をしようと思います。
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by tsk1225 | 2006-07-26 22:22 | DIGITAL ASKA

聖ヤコブとホタテ貝

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 7月25日は聖ヤコブを記念する祝日です。特に国の守護聖人としているスペインでは盛大にお祝いしていることでしょう。ガリシア地方の西の町、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。

 キリスト教世界で聖地巡礼が始まったのは中世に遡ります。10-11世紀以来、エルサレム、ローマのサン・ピエトロ、サンティアゴ・デ・コンポステーラが、ヨーロッパの三大聖地として、現在に至るまでおびただしい数の巡礼を集めています。
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 イエスの12人の「使徒」と呼ばれる弟子の一人に漁師出身のヤコブがいました。ヨハネ福音書を記したとされるヨハネの兄弟です。スペイン宣教から戻ったヤコブはユダヤの地で殉教したとされています。弟子達は遺体を小舟に乗せて、北スペインのガリシア地方に運びました。遺体はこの地に埋葬されましたが、ローマ帝国の支配の下、初期キリスト教は迫害に喘いでおり、ヤコブの墓もだんだん忘れられてしまいました。これが1世紀のこと。

 時は流れて9世紀。
 レコンキスタ(国土回復運動)の中、イスラム勢力から奪還したガリシアの土地でヤコブの墓が発見されました。ある時、奇跡の光に導かれて、人々がその光の指し示すところに行くと、草むらの中に大理石の墓が見つかりました。伝承に伝わる聖ヤコブの墓に違いないとの噂が広がり、時のアストリアス王アルフォンソ2世がその地に小さな聖堂を建てて、ヤコブを祀りました。
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 続いてその子アルフォンソ3世は、872年に立派な聖堂を建立。その聖堂は今日のサンティアゴ・デ・コンポステーラの基礎となったのです。

 ホタテ貝がヤコブのシンボル、果ては巡礼者のシンボルとなったわけは、ヤコブの遺体がボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』のように、約2メートルもあるホタテ貝に守られていたという伝承(ガリシアの古い言伝え)やヤコブの遺体がガリシアに流れ着いたとき、周りにたくさんのホタテ貝がくっついていたからという言い伝えもあります。

d0004296_23574183.jpg 先日のフランス縦断の旅のヴェズレーの町でも道路にホタテ貝が表されていましたね。スペインの巡礼路沿いの町、私が行ったところではサラゴサ、ブルゴス、レオンなどでも、道路や建物の壁などにもホタテ貝のシンボルがあしらわれ、残り何キロという道しるべにもなってました。私のロザリオも、サンティアゴで買ったホタテ貝のロザリオです。センターだけでなくひとつひとつの珠がホタテなんです。ヤコブ ホタテ 巡礼 などで検索するといろいろ出てきます。なかでも、カミーノって? というページは詳細でしたのでおすすめです。
http://www2.gol.com/users/mijo/E01.viajes14.lunademiel00.camino.htm

 また、歩いて巡礼されたNoriaki Hayashiさんの記事も素敵だったのでトラックバックさせて頂きました。
この旅はとても特別なものだ。そして、この「El Camino de Santiago」に興味を持つ人にはただ一言こう言いたい「行って歩きなさい」と。この旅のすばらしさは、どれだけ言葉を重ねても伝わらないし、写真でもだめだ。実際に歩いた者のみが知ることができるすばらしさが詰まっている。とにかく、一瞬一瞬が完璧な瞬間で、すべてのプロセスに意味がある。
そして、すべての人にそれぞれのカミノがあるはずで、すべての人にとっての何かの答えがそのプロセスの中に隠されている。それは、同じ巡礼者の誰かが話してくれた話の中かもしれないし、何気ない風景の中かもしれないし、プロセス全体が一つの意味を持つかもしれない。それらに気がつくかもしれないし、気がつかないかもしれないし、後々に気がつくかもしれない。
いろいろなことに耳を傾け、いろいろなものを見ながら歩く。ものすごく広大な風景も見れるし、自分の中の薄暗いところも見えたりする。

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by tsk1225 | 2006-07-25 22:24 | DIGITAL ASKA

2006/7/24-2006/7/30 さそり座の空模様。

うらやましがられたら喜びましょう。
自分が知っていることを人に話すことを恥じる必要はありません。
今週の貴方は大きなチャンスに恵まれています。
どんなことかはわからないのですが
心が明るくなるような
周囲にもたくさんのものを分け与えることが出来るような
非常にゆたかな状態になっている貴方です。

たくさんの食べものを、
できるだけたくさんのひとにわけていくとき
貴方の取り分はどんどん増えます。
みんなが貴方のお皿に少しずつ
小さなお返しをしてくれるからです。
自分が持っているだけのものより
いろいろな人がくれるものは
バリエーションに富み
いろいろな味わいがあり
未知の「意味」がこもっています。
貴方に新しい力と愛を与えてくれます。

貴方が今一番欲しいと思うものを心に描き
それを欲している自分を美しいと思えるかどうか、考えてみて下さい。
もし、それを望む自分を信頼できるなら
今、貴方の望みは何でも叶うか
或いは既に叶った状態になっているのではないかとおもえる、
そんな週です。

元サイト:筋トレ
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by tsk1225 | 2006-07-22 06:46 | さそり座の空模様。

ヴェズレー よかったやぁ〜ん!

NHKの特集フランス縦断の旅、今日はヴェズレー。
不覚にも勉強不足で、ヴェズレーのことは何も知らなかった。
でも今日から、サンティアゴ・デ・コンポステーラと並んで
生涯忘れられない大事な土地となった。

ブルゴーニュのなだらかな丘がどこまでも美しく続く。
その中に森に浮かぶ小舟と称されてきた小さな丘、ヴェズレー。
人口500人の小さな丘。
その丘の頂点に建つ聖マドレーヌ聖堂。
丘の麓から聖堂へと巡礼者を導く参道や、その両側にならぶ
赤い屋根瓦の建物。
中世以来のヨーロッパの佇まいを今に残す素敵な町。
テレビ画面を見ているだけで心が躍り立っていくのがわかる。
ヴェズレーという小さな丘の教会がなぜこれほどまでに大切にされているのか
ヴァズレーのさまざまな歴史が紹介された。
キリスト教の最も偉大な聖人の一人、
マグダラのマリアの遺体を祀るという伝説が残る教会。
まず、イスラム勢力に奪われた聖地エルサレムの奪還を目指す
キリスト教十字軍の出発の拠点となったこと。
12-13世紀にはヨーロッパ各地からの巡礼者がこの地を訪れ、
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼のスタート地点となったこと。
芸術的にも優れた作品が多く、ロマネスク様式の代表株でもある。
正門の上の部分の半円形のタンパン(石の彫刻)には最後の審判が表されている。
柱頭も一部紹介されていた。
紹介されていたのは「神秘の粉引き」。
粉引きの道具に上から小麦を投入するモーゼ。
ぐるぐるとハンドルを回して粉をひくパウロ。
モーゼは旧約聖書に登場、シナイ山で神から石板に書かれた10ヶの律法、
すなわち十戒を授かった人。
パウロはキリストの弟子の一人で、彼のおかげでキリスト信仰は
エルサレムから地中海沿岸へ、そしてヨーロッパから全世界へと
広がった、その革命的功績をはたした人物。
その二人の功績を寓意的に表した彫刻だった。
また、今日最も感動したのは、聖堂内部に飾られた木の14の十字架。
第二次世界大戦の際、ドイツがフランスに侵攻。
パリを陥落させ、各地を陥れるが、連合国軍が徐々に勢力を広げ
ドイツを敗戦に追い込んだ。
1946年6月11日ヴェズレーの司祭が呼びかけた。
「国境も人種も言葉も超えて世界の平和のためにともに祈ろう」
この呼びかけに答えてヨーロッパのほとんどの国や、カナダからも
多くの人がヴェズレーに集まった。
なんと約40000人もの大群衆が一つの心で
平和のために祈ったのだ。
その巡礼団の中には、罪を清めるため、十字架を
まさに等身大と言うか実物大のあの、木の十字架を担いで巡礼する人がいたというのだ。
パッションという映画をご覧になった方はわかるとおもいます。
100キロ近いのではないでしょうか。もっとあるかも。
60年前のその時の巡礼者達の行進の様子を写したモノクロの映像が
流された時、涙があふれて流れました。
戦後1年も経たぬ間に、こんな平和祈願のための人々の一致があったとは。
テレビで言っていたこと丸写しに等しいのですが、
でも最も感動したエピソード。
その平和のために巡礼の最後に、捕虜のドイツ人が十字架を担いで現れたというのです。
ドイツ人が、です。しかも軍服を着ていたと言います。
そして人々が彼らを受け入れたという事実。
当時その巡礼に参加していたという地元の神父がインタビューで語ってくれてました。
「それまで恐怖でしかなかった。今はこれまでとは違う意味で
 そのドイツ人達が軍服を着て、十字架を担いで純粋に平和のために
 ともに祈っている。平和のためになにかしなければならないと思った。」
この、平和のための一致の心、あらゆる違い、憎しみや争いの敵をも超えていくことこそ、
キリスト信仰が可能にすること(私にとっては)。
そして宗教の目指すところに大きな狂いはないと私は信じる。
(昨今宗教と呼びがたい宗教もあるけど。)
アナウンサー達の声もすでに感動にふるえ、
私にも、おそらく見ている視聴者にも感動を大きく伝えたに違いない。
NHKのどのスタッフもこんな感動を予想していなかったのではないか。
私もせいぜい世界遺産巡りの旅を愛する人の心をちょっとくすぐるくらいの特集
かと思っていたところがある。
番組をとおしてだけど、この感動は、
ホンモノの歴史の重み、その経験から人々が汲み続け、今に伝えている
ホンモノがあるからこそ伝わるのだ。
しかも、しかもだ。
やるな、NHK。
今回は、よく頑張ったと思う。
聖マドレーヌ聖堂の正門を開け、
マグダラのマリアの聖遺骨を収める鉄の扉まで開けてくれた。
普通、そんなん開けられへんで〜おいっ。
アナウンサー達もオーラに触れたのでしょう。
本当に感動して言葉を失ったり、涙を流してもいた。
私も同じでした。人間として当然だったと思うよ。
この仕事しにきて良かったって思ってるだろうな。
洗礼受けてしまったって不思議じゃないと思うよ。
ほんっとに、固唾をのんで吸い込まれるようにテレビに魅入ってしまった。

ヴェズレー、絶対行かなくてはならない土地だ。
一緒に行く人、募集してます。
あと、ヴェズレーからサンティアゴまで一緒に歩いてくれる人も
まじで募集しています。
2046年6月11日は、ヴェズレーで100周年のイベントがあるから
その時も良いと思っていますが(笑)その時は車で行かせて下さい。
その前に5,6年の間に1700km巡礼しておきたいです。
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by tsk1225 | 2006-07-20 00:33 | DIGITAL ASKA

ミッション「セーヌ川から手を振れ」

昨日から始まった
NHKの「フランス縦断の旅」
見てますか〜?
わたしはしっかりビデオテープに撮ります。

今晩はセーヌ川から生中継。
そこで!

「NHKのカメラが
 シテ島やノートルダム寺院に行くので、
 近くでスタンバイして
 是非カメラに向かって手を振ってね。」

パリのJunkoさんにミッション。
↑ミッション・インポッシブルでした。(そら、そうやっちゅうねん)
ヴェズレーでは、
マグダラのマリアを祀る教会も紹介される。
マグダラのマリアも、聖母マリアも、
そしてイエス自身も、
なにか伝えたいことがあるんじゃないか、
教会のコントロールを破って伝えたい真実があるんじゃないか。
ダヴィンチコードがすべてではないと思うけれど。
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by tsk1225 | 2006-07-17 21:55 | DIGITAL ASKA

夏の楽しみ (大徳寺 瑞宝院)

d0004296_175936.jpg大徳寺瑞宝院を紹介しようと思ってたのだが、気がつくと暑い夏をどう過ごしやすくするか調べていた私(苦笑) なるほど・・・

「私の四季の楽しみ方」 水野正夫

 私の楽しみの中のひとつに、こんなことがある。折々の季節の中で、その季節をはっきり確認してみるのである。
 たとえば夏の暑い日、とってもやりきれない日を選んで、それを決行する。いつもなら冷房で寒いくらいにしておく十二畳の日本間、その窓、縁側の戸をすべて開け放つ。
 日中では家族、もしくは客にも迷惑をかけるので、夕方から夜にかけてこれを行う。電燈も消し、灯は蝋燭一本、それも和蝋燭の立派なのを取り出して、古式の燈台に立てる。そしてその灯の中に座るのみ。じっと座っていても暑い日は、全身から汗が吹き出してくる。
 その代り、そよとでも風、いや空気が動くと、それはほんの僅かであっても、ぴりっと肌に感じる。心頭滅却すれば火もまた涼し、を身を以て体験する心地がする。どうしても我慢出来ないとき、つまり熱帯夜と称する日、次の手だてとしては団扇を使う。
 これがまたなんとも涼しく、心地よく、自然の風の次に好きな風である。そのために大小さまざまな日本中といいたいが、実際には世界中の団扇が用意してある。しかしこういうものは北国には存在しないから、フィリピン、中国、スリランカ、インド、タヒチ等々で買い求めたもの。この間も岐阜から大型の、鵜飼の墨絵、灯の所には金粉をまいた紅漆仕上げのを取り寄せた。大振りなので風も大量に巻き起り、しごく気に入っている。こういう、好みの団扇をベッドのあたり、食堂、仕事場、車の中、時によっては旅にも持って出歩く。
 暑い日、応接間のテーブルの上に、大きな透明のガラス鉢を置き、一杯に水を張る事がある。黒い大きなテーブル、一メートル×二メートルの上に、五十センチ直径の水は気持よい。ちょっとでも埃が浮くと暑苦しいので、日に二、三度は取り替える。
 そういう日の客には、冷たく冷やした菓子を団扇の型に焼いた皿、これはいつも七月、八月の間じゅう使う。渋く、土色に焼き上げた皿も冷やして、青いもみじを敷いてすすめる。
 おしぼりも、風呂用のタオルをたっぷりと熱い湯で絞って、拭いてもらう。日本間の客には、大瀧の掛物、それも飛沫を上げて落下するまったくの水だけの絵を掛ける。よく出来た事に、軸先が水晶で出来ているので、真に涼し気、瀧壷に向った心境である。
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by tsk1225 | 2006-07-17 18:00 | 大徳寺

整いの参道 手がかり

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 いつかおともだちのブルさんの写真を見て、行きたいと思った大徳寺。その写真の場所。慈照寺(通称銀閣寺)の参道然り、茶室への飛び石然り。この高桐院の参道もまた訪問者の心を整える。
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高桐院は江戸時代初期の武将で茶人としても有名な細川忠興(ただおき)別名 三斎(さんさい)が、父・幽斎(ゆうさい)の弟・玉甫紹琮(ぎょくほしょうそう)を開祖として建立した塔頭で、細川氏の菩提寺。
 三斎は茶人としては利休七哲の一人といわれる名手で、当院の書院は利休の邸宅を移築したものといわれる。書院に続く茶室 松向軒(しょうこうけん)は三斎好みの二帖台目で、三帖の水屋がつき、壁や天井にも趣向が凝らされていて有名である。
 白い矢印が見えるでしょうか。その小さな木製の戸口を躙口(にじりぐち)と言います。人一人がやっと通れる大きさ。武士は刀を腰から外して入ることになります。そこでは茶を通して、人と人とが余計な肩書きや身分を表すものを取り去って正面から相対することになります。茶室の準備が整い、客人をお通し出来るようになると、このにじり口を指一本程度だけ開けておくそうです。それはすべての準備が整ったのでどうぞお入り下さいというしるし。これを「手がかり」というのです。手がかかる状態、手をかけられる状態を差すことばだったのです。逆に躙り度がぴったり仕舞っていると「準備ができていませんので、まだお入りにならないで下さい」ということを客人に知らせる主人の計らいとなる。裏千家家元が案内する茶道のテレビを見ていてひとり感心させられるのでした。
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by tsk1225 | 2006-07-15 02:46 | 大徳寺


  仙台に移住して3年目。    日々の日記と写真たち。


by tsk1225

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