人気ブログランキング | 話題のタグを見る

楽しみいっぱいの週末

明日から2007年も後半の6月。
今週末は楽しみがいっぱい。
まずは、大好きな映画『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニの最新作『人生は、奇跡の詩』を観る。現在関東では上映しているシネマは関内近くのシネマ・ジャック&ベティー一ヶ所だけ。公式サイトの予告編を観ただけで、絶対観逃せないと思いました。
昼食を挟んで、六本木の森美術館で開催されているル・コルビュジエ展。パリのアトリエが再現されているという。絶対行きたい。

あと、東京国立博物館の特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」 と、お台場に出現した移動美術館 ノマディック ミュージアムで開催されている Gregory Colbert 氏のExposition {ashes and snow}を観に行く予定です。

楽しみで、ちょっとぞくぞくしています。
# by tsk1225 | 2007-05-31 15:55 | DIGITAL ASKA

『サン・ジャックへの道』

『サン・ジャックへの道』_d0004296_2392222.jpg昨日用があって銀座に出かけることになり、私のツボにハマる映画がやっていることを知った。映画のタイトルは『サン・ジャックへの道』。サン・ジャックとはフランス語で聖ヤコブのこと。スペインのガリシア地方にある聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路のことだ。その映画が小さいけど気に入っているシネスイッチ銀座で上映されていた。
この映画館では以前、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』や『クジラの島の少女』もここで観た。

登場人物みんなが主人公とも言えるタイプの映画だったが、簡単にストーリーをまとめると、大会社の社長で経営と妻のアルコール依存症に悩む兄ピエール、支配的な国語の教師クララ、アルコール漬けで一文無しの弟クロードの三人兄姉が、母の残した遺産を相続することになった。その条件が、サンティアゴまで徒歩で巡礼することだった。他に個性豊かな5人の巡礼参加者と巡礼ガイドのギイを加えた9人の男女が織りなす巡礼ドタバタストーリー。一行はさまざまな思惑を抱えてフランスのル・ピュイから旅の一歩を踏み出した・・・。

こう見えても(どう見えて?)わたくし、神野春紀、実はいつかこのコースを徒歩で巡礼しようと結構真剣に考えているのです。1999年に電車で旅をしましたが、巡礼はやはり歩かないと。数年前の予想では今年あたりでかけている予定でしたが、もう少し先のことになるようです。

ピレネー越えまでのフランスルートは映像からも結構大変そうだという印象。こんなこと出来るかしらんと思う反面、ブルゴスにつく頃には本当の巡礼の目的が見えてくるのではないかという期待もある。おぉ〜〜〜、巡礼熱に罹ってしまふ〜〜〜。

9人の中でもの静かで少し謎めいた女性マチルドをマリー・ビュネルが演じている。2004年の大ヒット作『コーラス』では、新人ジャン=バティスト・モニエが演じた少年ピエールの母親役を演じている。こう書けば観たいという人増えるんじゃないでしょうか? いつもターバンを頭に巻き、中立的な立場の役で各巡礼者と接して行く姿は、居場所を見失いつつある彼女が心のやすらぐ場所、希望の在処を探していく人生そのものの様にも見えました。常に巻いていたターバンがある時頭から離れるのですが、非常にシンボリックな描写でした。生きて行く上で、自分をある意味守るために必要だったターバンを外したことで、マチルドの人生は新しく展開し、愛と喜びを持って生きて行く姿が描かれます。

いろいろなエピソードと巡礼者の交流の中で、はじめは点であった個人の思いや問題が次第に結びつき関係が生まれ線になっていく。生きる喜びや愛する人の死を乗り越えて生きて行くこと、重要だと思いしがみついていたものを手放し価値観が変わってしまうこと、不可能と思っていたことに挑戦しやり遂げること。巡礼の答えは参加者それぞれに異なり、観客にとっても同じであった。何百年も前から続く巡礼。なぜ巡礼するのか。巡礼とは何なのか。たどり着いた時につかむものは? 見終わった時にとても爽やかな気持ちにさせてくれる映画です。

作品中神父やシスターの姿もちらっと出て来るけれど、宗教色のほとんど感じられない作品で、だれでも楽しみやすい作品でした。参加者のうち二人はアラブ人イスラム教徒で、一人はメッカへ行くんだと思い込んでしまっているのです。自分が通ったことのある風景や建物をスクリーンに観るのは旅を思い出して嬉しい気持ちになれます。この広場のこっちに行くとうまいスープの店があったよな、とか、あの階段を自分も降りた!とか心の中で叫んじゃうんですね。巡礼路最後の峠であるモンテ・ゴソ(喜びの丘の意味)にたどり着いたときに目的の大聖堂が己の視野に捉えたときの喜びを疑似体験しただけで心が震えました。結構他のお客さんもそんな人いたんじゃないかな。共感した話し声や笑い声とか結構聞かれました。エンドロールでは巡礼後のそれぞれの様子が映し出され、それぞれに救いがありよかった。これ以上はネタバレになってしまいます〜。

その後、携帯用のマイお箸を買いに行きました。
# by tsk1225 | 2007-05-20 22:22 | DIGITAL ASKA

美容院派ですか? 床屋派ですか?

今朝の夜勤が明けてとても幸せな気分です。というのも明日からゴールデンウィーック!
例年ならそんなの関係なく普通にシフトで仕事が入っているのですが、今年は違います。家族と温泉旅行なんかに出かけちまいます。久しぶりだなー、両親と旅に出るのは。98年にスペインの友人家族をたずねた時以来です。あの時はアンダルシアを中心に回った真夏の旅でした。

夜勤から帰ってきて一休みしてから髪を切りにいつもの店に行きました。しかし、なんと、ゴールデンウィーク前日?ということで、「本日は終了しました」なんて札が・・・。な、なにー?!
どうしよう、困ったぞ。他にお店なんて知らないし。明日からでかけるのに。どうしようっと思いながら駅の方に戻る途中、なんだかオッシャレーな感じの美容院がありました。
今までよく通っていた通りだったのに、全然気がついていませんでした。僕の人生に関係のないところ、僕の髪を切ってもらうところではないと、まったく視野に入れていなかったんですね。お洒落な男の人や女性が入るところ、そう思っていました。お店の中には金髪や銀髪の美容師さんがかっこいい服を着て、腰にハサミのたくさん入った革袋をぶら下げています。中には、こんな陽気だというのにニット帽をかぶっている人もいます。なんで?
夕方6時。夕闇迫る旅の前日。今日切らなくてわ。
背に腹は代えられず、腹をくくって店の中に入ってみます。
カラフルな毛糸の帽子をかぶった女性が案内してくれました。
するとニット帽の男の人が来て、シャンプーしてくれました。すごく丁寧に洗ってくれて気持ちよかったんです。が。
「では、こちらへ案内します」って言うんですよ。
「こちら?」 どこへ行こうって言うんだ?
すると通りに面した全面ガラス張りの、店の外から中が一番良く見えちゃう席に座るようにいわれ・・・。これから髪を切るんだと言う。
なんで〜髪を洗うところと切るところが別々なん?
それでまあ、いつもの通り、「短くして」といい、バリカン入れてもらったんですが、
私、短くても前々文句言わないのですが、
髪に櫛を当ててその上からバリカンを当てて、チリチリ、チリチリ、って 数ミリしかカットしてくれません。「このひとなにやってんの?」と思います。もっとざっくり切ってくれて良いのに。
でもドキドキしていて何も言えません。でもカット後に頭の後に鏡を持ってきて見せてくれますよね。まだまだ、とても切って欲しくて、「もっと横の方を切って下さい」って2回も切ってもらいました。
カットが終わったら、また髪を洗いに歩かされました。今までの経験では店の中で歩くなんて無かったこと。いったん席に着いたら、次に立ち上がるのはひげ剃りもブローも整髪料もすべて終わった完成の時だけ。いわゆる床屋だからです。黒パンツに白いワイシャツの制服。背中にお店のロゴが印刷された・・・。別に女性が切ってくれても良いんです。ただ、あんなに蛍光灯たくさんで、お洒落な格好の人がいるのは慣れてなくて。見た目がカリスマ美容師みたいな人ばかり。とにかくどきどきしました。
二度目のシャンプーが終わったらまた歩いてカットしてくれた席へ移動。そこで髪を乾かして整髪料を塗ってくれます。美容院だからひげ剃りは無いんですね。カミソリのような刃物は扱えない資格なんだそうです。やっぱり床屋はえらい。
店の外に出てみると、やっぱり、あの席は外からよく見える。お洒落そうな女の人が髪に何かを塗って待っている間、かっこ良く雑誌を読んでいる。どうしてもそのお店には僕は似合わないなあ。あんなところによくいたなあ。恥ずかしくなって帰ってきました。
# by tsk1225 | 2007-04-29 23:33 | DIGITAL ASKA

鎌倉お遣い散歩

今週末は珍しくも珍しくも土日が二連休になりました。
いつ以来でしょうか。滅多に無いことなので今日明日とそれぞれ用事を入れて外出しました。
早速今日のことをお話ししましょう。

今日は鎌倉を訪れました。タイトルどおりテーマは「お遣い」です。
お遣いのため、いつも行くお店(次の記事に出てきます)に寄る前に、そのお店を通り過ぎてまだ進んだことの無かった道を探索してみることにしました。進んで行くとなにやらひっそり佇むお寺が見えてきました。参道にかかる緑に惹かれて近づいてみると・・・そこは源頼朝夫人政子が建立した鎌倉五山の第三位、寿福寺(正しくは亀谷山寿福金剛禅寺)でした。道路に面した外門から山門までの敷石道はひっそりと静まり、美しい緑のトンネルに覆われていました。仏殿を山門越しに見ることが出来ました。仏殿の左前には天然記念物の柏槇(びゃくしん)が植えられていました。
うっかりして、お遣いに来ているのを忘れてまったりとしてしまいそうになりましたが、来た道を戻り目的のお店に向かったのでした。
鎌倉お遣い散歩_d0004296_23213476.jpg
外門から見える参道が素敵な感じでしょう。
鎌倉お遣い散歩_d0004296_23223526.jpg
敷石道の参道が緑のトンネルに覆われて、良いんですよ〜。
鎌倉お遣い散歩_d0004296_23244119.jpg
仏殿周囲の庭が綺麗に手入れされています。


More
# by tsk1225 | 2007-04-21 23:29 | ふらり 鎌倉

今年も。。。

今年も。。。_d0004296_02739.jpg
今晩は、ずいぶんと更新できないまま4月になってしまいました。
温暖化のせいでさくらの開花が早くなっていると報じられていますが、
職場のさくらは昨日、今日辺りが満開となりました。
明日の天気が悪く残念&心配です。
先月30日に仲間とハイキングに行ってきました。
朝に激しい雷雨があり、雨宿りをして「今日はむりだな」と話していましたが、
正午前から劇的に天気が回復し、初夏を思わせるくらい汗ばむ熱さとなりました。
夕方にもなるとまた寒くなり、一日のうちで、春夏秋冬、晴・曇・雨・雷を体感。
写真は御殿場線の山北駅付近のさくら。
明日現像に出した写真が上がってくるので、またそちらで。
# by tsk1225 | 2007-04-03 00:20 | 登山クラブ


  仙台に移住して3年目。    日々の日記と写真たち。


by tsk1225

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

全体
おこしやす
北野天満宮
上賀茂神社/社家の道
下鴨神社/糺の森
賀茂川
御室仁和寺
祇園白川
平安神宮
神泉苑
祇園祭
曼殊院
鷺森神社
赤山禅院
梨木神社
伏見稲荷
大徳寺
龍安寺
寂光院・三千院
銀閣寺
ふらり 江ノ島
ふらり 鎌倉
ふらり 仙台
仙台・松島
サン・ジェルマン・デ・プレ
DIGITAL ASKA
スピリチュアル
Musica Camino
未来
マグダラのマリア
さそり座の空模様。
登山クラブ

以前の記事

2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 11月
more...

最新のトラックバック

フォロー中のブログ

Be Makkou - ...
Decoracion's...
Notre Jardin
紫山のごはん会
murmures de ...
marie-madele...
serendipity ...
Le ciel gara...
La Famille M...
une goutte d...
Sister Wind ...
La Vraie Vie

リンク

検索

ライフログ


人生は、奇跡の詩 [PR]


新・祈りのみち―至高の対話のために [PR]


Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 12月号 [雑誌] [PR]


レント デラックス・コレクターズ・エディション [PR]


Esquire (エスクァイア) 日本版 2006年 09月号 [雑誌] [PR]


歓びを歌にのせて (限定版) (特典CD封入) [PR]


女神の魔法 ~女神と天使のガイダンス~ [PR]


エンジェル・ビジョン―きっと天使が助けてくれる [PR]


フランス歳時記―生活風景12か月 [PR]


マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 [PR]


バッハな一日 [PR]


バッハ:ゴールドベルク変奏曲 [PR]


アシジの丘―聖フランチェスコの愛と光 [PR]


エンジェル・ヒーリング いつでもあなたは天使に守られている [PR]


キリスト・コミッション―いつでも奇跡はそこにある [PR]


AVE―天使・聖母マリア・イエス [PR]


ミッシャ・マイスキー「わが真実」―魂のチェリスト [PR]


バグダッド・カフェ 完全版 [PR]


バッハ : 無伴奏チェロ組曲 [PR]


時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!<デラックス版> [PR]


ベルリン・天使の詩 [PR]


エンジェル・メディスン・ヒーリング―アトランティスの天使が伝える古代の叡智 [PR]


静けさを愛することば [PR]


トマス・マートンの詩と霊性 [PR]


この森で、天使はバスを降りた [PR]


オールウェイズ [PR]


愛することは許されること―聖書からの贈りもの [PR]


沈黙の世界 [PR]


ことばへの旅 [PR]


祈りのみち―至高の対話のために [PR]


オペラ座の怪人 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [PR]


Temptation [PR]


ディア・ハンター [PR]


目に見えないけれど大切なもの―あなたの心に安らぎと強さを [PR]


石を積む人 [PR]


四季を旅する京都 (2005春夏号) [PR]


四季を旅する京都 (2004-05秋冬号) [PR]

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧